- 2018.10.15
- 墨付け②
ふくろ工房の日常
福呂です。
以前、墨付けという作業をこちらのブログでご紹介しました。
前回は、1番若い大工の憲人が先輩に教わりながら墨付けを行いました。
前回のブログ「墨付け」
今回はついに、一人での作業です。
◯墨付け◯
このような建物の構造図に従って、墨付けを行います。
木材を切断する部分や、ボルトを取り付ける部分などに印をつけていきます。
◯刻み◯
先輩大工の丸山が、墨付けに従って、木材を加工します。
この作業を「刻み」といいます。
丸山は建物の構造図がしっかりと頭に入っているので、墨付けが間違っていないか確認しながら刻みを行います。
この一連の作業は、少しでも間違ってしまうと建物を建てることができません。
このような重要な行程をしっかりと先輩から後輩へ受け継ぎます。
◯技術の伝承◯
最近はほとんどの建築において、墨付けから刻みの一連の作業を、コンピューターが行なっています。
これをプレカットといいます。
ふくろ工房では墨付けや刻みといった基本的な技術を大切にしています。
今回、1番若い大工の憲人も墨付けができるようになりました。
時間や労力はかかりますが、こうして大切な技術を受け継ぎながら、次の世代の大工を育てていきます。