- 2018.02.02
- 黒錆加工
ふくろ工房の日常
営業のボウイです。
今回のお話は黒サビ加工のお話です。
黒サビ加工とは錆びやすい鉄や鋼に故意に黒錆を発生させ、
それ以上錆ないようにコートするものです。
南部鉄器の黒皮などが有名ですね。
黒錆は赤錆とは違い表面だけ錆びさせてそれ以上中には進行しないみたいで、
赤錆よけとして使われています。
ステンレスの酸化皮膜みたいなもんでしょうか?
今回は古い斧を手に入れたので自分で黒錆加工してみました。
先ずはサビサビの斧をスポンジヤスリで磨きます
まあ、これだけでも結構綺麗になりました(笑)
黒サビ加工に用意するのはこれだけ。
お酢と紅茶です。
飲めないくらい濃く煮出した紅茶に、お酢を7:3位の割合で混ぜて
それにドボンと漬けるだけ
小一時間漬けている間にブクブクと泡立ってきます。
引き上げると、ほら真っ黒…
あれ!?
先っぽしか黒くなってません!
よくよく調べるとこの斧、
先は鋼ですが胴体はステンレス合金だったみたいです(^◇^;)
と、いうわけで胴体は磨きました。
先は錆るので黒錆をのこしました。
皆さんもガーデニング用品や草刈り鎌など、
錆びて困るものに黒錆加工してみては如何でしょうか?