モダン、和モダン、ナチュラル、純和風にシンプルなど、どんなテイストに対応することはもちろん可能です。しかし見た目をつくるだけでは、ふくろ工房では本当のデザインと言えません。
お客さまの想いや悩みをふまえて、便利な機能やアイデアを取り入れる、新しいものを創作する事こそが、本当の意味でのデザインだと考えています。
こだわりのあるお客さまには、好みの木の材質からご提案することも可能です。外観・内装・家具・造作、どんな事でもご相談下さい。
手すりを支える柱の部分には、美しい白が映えるヒノキを、床材には、裸足で歩いても足ざわりがよくあたたかい、吉野杉の無垢フローリングを植物オイルで着色。床とのコントラストを出し段差があることを分かりやすくしています。
階段を昇降する際どちらからも、利き手を利用できるよう中央に手すりを配置するなど、住まう方の利便性も保ちつつ、古民家ならではのテイストに合わせた、既成品ではないからこそできる、「和」のデザインです。
キッチンでは元よりある、建具(部屋同士の仕切り)や柱・梁などのいい素材は残しつつ、古き良き「和」を活かすよう、リフォームを進めています。
キッチン内部は、北側で暗いため、トップライトを付け、格子を取り付ける事で「和」の雰囲気を出しています。
階段の一段目のみ、奥にある部屋に入りやすく、階段の勾配を少しでも緩めるためにオークの一枚板を使用しています。2 段目からは手触り、足ざわりの良い桧。手すりは桧の変木で遊び心を出しつつ民家風に。手すり子は素材として使われるには珍しい赤のサルスベリで桧の白と合わせ紅白のコントラストを。段板はオークの一枚を組み合わせ自然オイルで仕上げています。
一軒一軒、違う家を型にはまった既成品でつくるのではなく、それぞれを適した素材でつくるおもしろさ。生きた木を使い月日の経過で姿を変える楽しみ。木の家の喜びをふんだんに込めた仕上がりになっています。
部屋の左右に棚があり、中央にも棚を作ると通路スペースがなくなる為、中央には可動棚を創作。上部にガイドレールと下部にキャスターをつけ動かす事によって納戸のスペースが広がりました。お客さまの悩みを解決するためにどうするか、それを考える事も、わたし達のデザインです。
明るく、柔らかいイメージの、リビングにある家具は全てオリジナル。どこに置くかはもちろん、面取りの仕方や取っ手のアイアンにどのデザインのものにするかなど、細部までこだわって作っています。壁面棚は、置きたい本のサイズをうかがい、それに合うよう寸法を調整。何も置かなくても見栄えのするようオブジェにもなりうる棚として、デザインしています。
見た目だけでなく、何を置くかで寸法を決めたり、コンセントや電話配線など、機能面も自由に決められるのもオリジナル家具のメリットです。
南欧風テイストがお好みのお客さまのために内装だけでなく、外観・外壁までこだわった新築の住まいです。素材、色などを統一し、イメージしているテイストに家全体を合わせていくのは、フルオーダーだからこそ。お客さまにも楽しみながら取り組んでいただけます。