- 2014.11.17
- 王寺町の新築 創作中(1F和室他)
王寺町の新築
前回に引き続き、「王寺町の新築」の現在の様子をご紹介します。
前回「1F暖炉の部屋」の様子は、こちらをご覧ください!
☞ 王寺町の新築 創作中(1F暖炉の部屋)
今日は、1F和室その他についてご紹介します。
1F和室
和室の天井は、竿縁天井(さおぶちてんじょう)で、綺麗な板目の天井板が印象的です。
※「竿縁天井」とは、天井板を竿と呼ばれる部材で押さえて仕上げた天井のことです。
天井と壁が接する部分には、「回り縁(まわりぶち)」が取り付けてあります。
「回り縁」の材料は、反りの少ない集成材に単板を厚張りしています。
和室コーナーに工夫あり
和室の床は、畳の厚さだけ低くなっていますが、コーナー部には、「畳寄せ(たたみよせ)」が取り付けてあります。
※「畳寄せ」とは、壁面に取り付ける木材のことで、掃除機の先端等が壁に当たるのを防ぐために、30mm〜50mm程度 畳より上に取り付けます。
入口の踏み板にも工夫あり
1F入口の踏み板には、ちょっとした工夫があります。
1枚物の天然素材なので、そのままだと反ってしまいます。そこで、「吸い付き桟(すいつきざん)」が通してあります。
※「吸い付き桟」とは、木の反りを防ぐ伝統的な技法の一つです。
具体的には、踏み板の裏側に溝を彫り、”蟻桟(ありさん)”と呼ばれる桟を通します。
次回は、2Fの部屋の様子をご紹介します。
ふ く ろ 工 房
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